「幸せ」
しあわせって、
欲ばりすぎると、
にげてしまうのですね。
追いかけて、
自分でつかむものと、
思っていましたのに・・・。
しあわせって、
いただくものでしたのね。
少しずついただいて、
少しずつわけあうことが、
たいせつなことだったのですね。
~ 鈴木章子『がん告知のあとで』~
私が幼少期のころ、母に「為せば成る、為さねばならぬ、何事も」という言葉を繰り返し聞かされたことが思い出されます。今振り返ると、自らも鼓舞していたのだろうと思います。母は好奇心旺盛でありました。お寺の坊守と幼稚園園長だけではなく、塾や料理教室などの事業もやってみたりと、4人の子供の育児と仕事に忙殺されていたのでありましょう。徹夜で「園だより」のガリ版を書いていた姿が思い出されます。
癌の進行により末期患者6人部屋の病室に移りましたころ、同室の方々と様々なこと、お一人お一人の人生に耳を傾け合い、一代記に笑ったり、若いお母さんの不安や悲しみに涙しながらも充実した時間を過ごすことができたように映ります。姉が色々な出来事を笑いながら教えてくれました。病室の誰かがいただいた果物をみんなで分け合っていた方々の姿が憶念されます。
南無阿弥陀仏。〈コメント/啓介〉
幸せ

